川崎フロンターレ、まちごとWellnessプロジェクトを開始。企業や行政と連携し活動を拡大

 川崎フロンターレは、「スポーツで、人を、この街を、もっと笑顔に」をミッションとして掲げ、川崎市やファン・サポーター、地域・パートナー企業等の多くの関係者と取り組みを実施しています。

 また、2010年から19年までの10年間、Jリーグ観戦者調査で10年連続地域貢献度第1位のクラブに選ばれており、地域からも愛されるクラブです。

 今回は新型コロナウイルス・パンデミック時に企業と連携し、取り組みを拡大した事例を紹介します。

 プロサッカーチームの川崎フロンターレは2021年4月、サントリーウエルネスと「まちごとWellnessプロジェクト」を開始しました。自宅でできる体操の普及や体操教室の運営など、地域住民を対象としたさまざまな活動を展開しています。

 まちごとWellnessプロジェクトを通して、高齢者を中心に自分が住むまちでのつながりを通じて、笑顔や健康を提供することを目指しています。

 パートナーのサントリーウエルネスは健康食品や化粧品を年間延べ200万人以上のユーザーに販売しています。新型コロナウイルス・パンデミック時の外出自粛により、ユーザーからは運動不足や人と接する機会が減少している等の声が多く集まりました。

 特に、高齢者はインターネットやPC、スマートフォン等のデバイスの活用がうまくできず、そういった状況に陥りやすい傾向にあります。

 そこで、具体的な取り組みとして、丈夫な脚づくりのために自宅でできる「かわさきご近助ロコ体操」の普及や、体操教室の運営などを開始。テレビ番組でも放送を行い、無料で視聴できるようにしました。

 また、2021年10月には、川崎市と「かわさきフロンタウン構想」に基づく「365日のまちクラブ」事業の展開を発表しました。

 かわさきフロンタウン構想は、同チームが川崎市から整備委託を受け「フロンタウン生田」をはじめとした市内各拠点を統合したプロジェクトの名称ことです。

 地域住民の拠り所となるスポーツ施設を整備し、サッカーやフットサルだけではなく、ヨガやボクシングエクササイズ等も開催され、女性や高齢者、子供も楽しめる施設を展開しています。


 新型コロナウイルス・パンデミックのような非常事態にあっても、ユーザーに寄り添うサービスを届ける取り組みを企業と団結することで活動の幅を広げました。

 地域に住む人々がサッカー以外のスポーツも楽しめる環境づくりは、行政と連携した川崎フロンターレならではの取り組みとなっています。

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